こんにちは、玉子です。
前回のブログの最後に、「体外受精に進むことになりそう」とチラッと書いたのですが、いざ始まってみると、通院や自己注射で疲れてしまって「ブログはまた今度…」と思っている間にどんどん状況が変わっていってしまい^^;
ここらでなんとか、一度まとめておかなければ忘れてしまう…ということで、書いてみることにしました。
注射器の写真などありますので、苦手な方はご注意ください。
事前に知りたかった!体外受精の流れ
いざ体外受精に進むとなって、一次説明を受けた後に、初日の注射をして、またその後に【体外受精の流れ】の詳しい説明がありました。
そういうのはやる前に知りたかった!知識として!
なので、ここでちょっとシェアしますね。
(実際には病院からプリントを貰っているのですが、韓国語ですし個人情報もあるので、写真でなく文章で要約して載せます。私の場合、この病院のやり方、として参考程度にご覧下さい。)
生理開始2~3日め:治療開始
・診療
・超音波内診
・過排卵注射の処方
・麻酔のための事前検査(血液検査、尿検査、心電図、体重測定、血圧測定)
生理が来るタイミングは、予測は可能としても病院サイドは知り得ないので、来たら2日めか3日めに受診して治療(採卵準備)を開始します。
こういう場合には予約を取れない病院だったので、夫と二人で予約なしで訪院し、「体外受精をやろうと思って来ました」と告げて、すぐに治療が始まりました(前回の受診時に、「検討のため」といって頼んで、一度夫婦で説明を受けています)。
追記:不妊治療支援を受けるための条件に、子宮卵管造影検査が含まれていたことを書き添えておきます。
当日の注射は看護師さんにレクチャーしてもらってその場(病院内の注射室)で行い、翌日からは自宅で行いました。
もしかしたら夫にも手伝ってもらうかも…と思い、一緒にレクチャーを受けてもらいましたが、家に帰ってみると「自分に注射するならともかく、僕があなたに注射するのはムリㅠ」なんてことを言われて、結局私が一人で全部やっています^^;
生理開始6~12日め:超音波内診(2~3回)、注射の調整
卵胞の育ち方をチェックして、その状況により注射の量や内容を調整したりします。
私は当初、2種類の注射を処方されましたが、4日めから排卵抑制の注射も追加で処方されました。
さらに、採卵2日前の夜に卵子成熟を促す注射を打ち、採卵1日前は注射なし。禁欲指示も出ました。
生理開始14~15日め:採卵&採精
14~15日めってことは、自然に排卵するのとほぼ同じくらいの時期ですね。
つまり注射は、卵胞を沢山(複数)育てるためのものであって、早く育てるものではないってことです。
私がかかっている病院では、院内で精液採取も出来るので、夫も同日に訪院することになります(もし出来なければ、自宅等で採精して持ち込みとかも出来るのかも)。
また、採卵には麻酔を使用するので、採卵後には車の運転は禁止だし、出来るだけ誰か付き添うようにと言われました。
前日の夜12時から絶飲食で(水もNG)、当日は化粧・マニキュア・金属のアクセサリー、香水等匂いの強いものは禁止。
施術後2~3時間安静にした後、面談して退院の流れだそうです。
待ち時間もあるし、一日仕事だこりゃ。
採卵3~5日め:受精卵移植
この病院の方針で、まず新鮮胚移植を行うのが基本らしいです。
また、受精卵が余分にある場合は、移植しなかった受精卵を最大5年まで有料で凍結保存できます。
ふりかけ法と顕微授精の選択については、卵子と精子のコンディションを見て病院サイドで判断するらしいです。
日本の感覚だと費用がかなり違うと思うから、患者側がよく考えないといけないのでは…と思いますが、国が厚く支援しているからなのか?現在の韓国ではこんな感じみたいです。
移植後12日め:妊娠判定
血液検査にて妊娠判定を行うとのことです。
訪院前にアーリーチェックしたら、結果が分かる時期だろうか。
ある程度、心の準備はしておきたいですよね^^;
費用のことも大きな懸念事項ではあるのですが、そちらは任せておけと夫が言ってくれるので、私は自分の身体と韓国語対応に集中させてもらうことにしました。
今日の状況
と、上に書いたことが基本的な流れになるのですが、今日受診したところ、「卵胞は二つ育っている」ということが分かり、「注射は7日で終わり、1日休んで採卵」の流れとなりました。
毎月一つずつ排卵しているのに、注射打って卵胞二つって少なくない?
卵巣が片方ないとはいえ。
先生も、口には出さなかったけど、「少ないな~」って思ってるふうだった。
それに、10日は注射打つものだと思っていたら、7日で終わりになった。
自己注射は神経使ってどっと疲れるから(幸い、不快症状はほとんどなかったけど)、回数少なくなるのはありがたいけどさ、普通より早めに育ったんだなと。
なんだろう…
育った卵胞の数が少ないっていうのは、あれかな、年齢のせいかな?
残存する卵母細胞が少ないからなのかもしれない。
でも、2月あたまくらいから妊活養生はしてきているから、数は少なくとも、質の良い卵子が取れることに期待したいと思っています。
夫もさ、検査で異常がなかったからって安心しないで、質をより高める努力をして欲しかったけど…
一朝一夕とはいかないから、仕方ないですね。
窓も換気扇もないシャワールームでタバコを吸うのだけは、やめてくれました。私にも影響があるので。
今週土曜日に採卵します。
注射記録(写真あり)
自己注射に使った注射を、記録として載せておきます。
ご注意下さい。
IVF-M HP 75
過排卵を促す薬かな?
通常、複数の卵胞から一つだけが残って排卵するところ、セレクトをしないで複数の卵子を育てる薬なのかなと思っています。
注射器で水薬を粉薬の瓶に注入して溶かして、また注射器に吸い取ってから細い針に変えて注射するっていう手間がありました。
素人の私、毎回緊張^^;
고날-에프 펜 900(ゴナールエフペン)
排卵誘発と、子宮内膜を厚くする、r-FSH製剤らしいです。
これはだいぶ、素人にやさしい作りで^^;
毎日の自己注射は負担を感じるけど、よく考えたら、【自己注射できなかったら、毎日同じ時間に病院に通って注射を打ってもらわないといけない】んですよね?
それを考えれば、ずいぶん楽になったものです。
ゴナールエフは要冷蔵保管ということで、初めに処方されたとき、「保冷バッグ&アイスパック付き」という状態で渡され、次に訪院する際は、アイスパックを家で凍らせて保冷バッグに入れて持参し、また新たに処方された注射薬を保冷しながら持ち帰る、というシステムになっていました。おもしろい。
保冷バッグをそのまま持ち歩くのに抵抗を感じたので、2回目からはリュックに保冷バッグを入れて持ち歩くようにしました。
次回訪院は採卵をする日なので、採卵手術室に行く前に、保冷バッグとアイスパックを返却するようにと言われています。
가니레버(ガニレバー?)
注射4日めから処方された、排卵を抑制する注射です。
この注射が出てからは、先の2種類をおなかの左右どちらかにまとめて打ち、この抑制剤を反対側に打つように指導されました。
予め説明がありましたが、この注射を打つと、しばらくの間、打ったところの周辺がチリチリと痛痒いような感覚がありました。
看護師さんが空気抜きなどの準備をしておいてくれたので、取り出して打つだけでした。
卵子成熟注射2種
こちらはまだ打っていないので写真がありません。採卵の2日前の夜11:30に打つようにと言われています。
同日は、ゴナールエフとIVF-M HP 75はなしで、ガニレバー(?)と、この卵子成熟注射2種の合計3本を打つことになります。
*写真追加しました↓*
こちらが、夜11:30に打った注射です。同一の薬剤と思われますが、左右に分けて一本ずつ打つように言われました。
薬液の量が多いからかな?確かに、分けてもなお一本分の薬液が多いので、注射のストロークも長くて、素人的にちょっとイヤな感じでした^^;
採卵前日からは、注射はなくなるので、この採卵2日前で自己注射は一旦終了となります。
おわり
さて、本当は妊活韓国語の段落も作ろうかと思っていたのですが、なんだか疲れてきたので、それはまた別の機会にしようと思います^^;
卵胞を沢山育てようとして、でも抑制して、成熟させて、なんつーか、ややこしい(=_=)
頭やどこかが痛いとか、気分が悪くなるとか、お腹の皮膚が固くなって針が入らなくなるとか、そういうトラブルには今回見舞われなくて幸いでした。
ここまでは割と、あっという間だったな…
治療開始初日、詳しく説明してくれた看護師さんが、「よく勉強されたみたいですね」と私に言ってくれたのが嬉しかった。
ほんとに、半年以上、養生しながら勉強したし…
外国語でも、ほぼ知っている内容だったから、その場でだいたい理解出来ました。
とりあえず、今回もお読み下さり、ありがとうございました。
いい卵がとれますように。